
こんにちはメンタルは四捨五入したら無敵。うみです。
皆さんは褒め言葉に対してどういう行動を取っていますか?
あ、そもそも全く褒められないという方は、お問い合わせください。ぼくが褒めます。
褒め言葉をかけられた時に日本人がついしてしまうのが謙遜です。
謙遜は美徳です。
ですが普通の人がする謙遜はメンタル的にはいいことがありません。
自分を大事にするチャンスを自ら無駄に、いやむしろ逆効果だと言っていいでしょう。
相手のゴール前でパスを貰って自陣のゴールに打ち込んでいます。緑間かと思った。
でも褒め言葉を受け入れると調子に乗ってると思われる…
ほんとに自分のことだけは自分で褒められない…
という方いらっしゃいますよね?僕もそうでした。
そこで今回は相手を不快にさせず!褒め言葉を受け入れられる方法をお教え致します!
自分に自信をつけたい、好きになりたい方は是非見てみてください!
なぜ謙遜してしまうのか?
心から自分が褒められるに値しないと思っている
これは多くの人に当てはまると思います。自分に自信がないという方は非常に多いです。
だから相手の
「君ってこんなところが素敵だね!」
「君のここがすごいね」という言葉に
「それは違う」と感じてしまうんですよね。
人間関係を円滑にするため
褒め言葉を受け入れないのは人間関係を円滑にするためという方も多いでしょう。
多くの方はこれが始まりと言ってもいいかもしれません。
おそらく幼い頃
自信満々な人が嫌われているのを見た。
両親に謙遜することが美徳だと教わった。など
一例に過ぎませんが、よく目にすることです。心当たりがあるのではないでしょうか。
こういった記憶、経験から「どうやら目立つと良くないことが起こるようだ」と判断したのでしょう。
結果的に幼い貴方が「褒め言葉を受け入れない」という最もわかりやすく手軽な手段を生き残る術として選んだとしても不思議ではありません。
褒め言葉を受け入れることが「調子に乗っている」「傲慢」「不遜」と思われると感じられているのかもしれません。
条件反射、癖
心から自分が褒められるに値しないと思っている
人間関係を円滑にするため
貴方がどちらに当てはまるか、両方か、はたまた他の要因かは僕にはわかりません。
ですがどんなきっかけがあったとしても当てはまると断言できることがございます。
「褒め言葉に対しての否定が条件反射になっていること」です。
何が違うの?考えて動いてるよと思うかもしれません。
ですが人間は自分が考えているよりも反射や習慣で動いています。
ノーベル賞受賞者の心理学研究者ダニエル・カーネマンは、著作ファスト&スローで「人間の多くの選択や行動はフェイズ1で行われている」と述べています。
このフェイズ1とは、自動的に反応する状態。名前を呼ばれたら振り返るなど。
これに対してフェイズ2は「きちんと考えて出した」行動や結論の選択のことです。
フェイズ1の恐ろしいところが「自分の結論に対して後から理由をつけようとする」というところ。(確証バイアス)
これにより、「考えて判断した行動」(フェイズ2)のつもりが実は「今までの行動を繰り返しているだけの反射的行動」(フェイズ1)だったということが起こり得るのです。
この流れをダニエル・カーネマンは人間が合理的な判断を下せない大きな理由に挙げています。
今までずっと褒め言葉を否定してきた貴方は、相手の褒め言葉を「自動的に」否定するように染み付いているのではないでしょうか?
それは本当に優しい?
褒められるに値するかどうか、が重要ではない
さて、皆さんが友人と雑貨屋に出かけたとしましょう。
友人が「これ可愛くない?」と見せてきた雑貨が、貴方には特別魅力的に思えないものだったらどう反応するでしょうか?
おそらく「うん可愛い」と答えるのではないでしょうか。
それを身につけることで友人が社会的に白い目を向けられる、実害を被るなどでなければわざわざ友人の気分を害するようなことは口にはしないでしょう。
この場合は「特別魅力的に思えない」程度。
では全く魅力がないと思った場合はどうでしょうか。
それでも「便利そう」「好きな人は好きそう」などと相手の感情に寄り添おうといいところを探そうとするのではないでしょうか。
「私はそういうのはつけないけど、あなたには似合いそう」といった言い回しもするでしょう。
それは非常に優しい選択だと思いますし、最低限のコミュニケーション能力と社会性を持つ人ならばすることでしょう。
自分の意見を優先して相手の言葉を真っ向から否定する、ということが相手を傷つけることを私達は経験から知っています。
相手の言葉を真っ向から否定しない優しさは、相手の気分も互いの関係性も育むことでしょう。
そう、人間関係として捉えた時に「褒められるに値する価値を自分が感じるか」が重要ではないのです。
相手の「褒めたいと思った気持ちを尊重すること」こそが重要と言えるでしょう。
人間関係を円滑にもしない
では雑貨を「貴方自身」に置き換えてみましょう。
友人は、貴方の能力か、貴方自身を「褒めたいと思って」口にしているわけです。
その言葉を「そんな事ない」と否定することは果たして優しい選択と言えるでしょうか。
相手は自分の感情に寄り添ってくれなかったことに憤慨はしないまでも、いい気分はしません。
貴方が「自分の意見を優先して相手の言葉を真っ向から否定した」ことに他ならないのですから。
その選択は本当に人間関係を円滑にしますか?
おそらく答えは否でしょう。
じゃあどうしたらいいの?
まず、気付く
フェイズ1で反射的に否定してしまっている状態になっている方は、まず最初に
「今から自分が相手の言葉を否定しようとしている」もしくは「否定した」と気付くところからでしょう。
よく褒めてくれる人に会う際には、あらかじめ意識するだけでも反射的な否定は抑えられるかと思います。
否定してしまった後でも「でも、ありがとう」と伝えるだけでも意味があります。
驚きを全面に出す
「褒められたことに驚く」
これこそが相手に「調子に乗っている」と思われないための秘策と断言します。
「驚き」という感情が起こるのは「予想外のことが起きた時」です。
「褒められるとは思っていなかった」という事実は、相手に「調子に乗っている」という印象を与えないことでしょう。
そして何より、「褒められる価値がない」という自己評価をお持ちの方には全くの嘘の感情ではないことでしょう。
ただ自分の中の「驚き」を伝えればいいのです。
更に「驚き」は次の「感謝」にスムーズに移行できます。
感謝をする
褒めてくれた相手に感謝を伝えましょう。
自分の何かをいいと思ってくれて、それを口にして伝えてくれたことに対して、です。
「ありがとう」と言われるだけで相手は「褒めてよかった」「喜んでもらえた」というポジティブな感覚になります。
貴方自身も経験はあるのではないでしょうか。
「ありがとう」は言う側だけでなく、言われる側のための言葉なのです。
ちなみに相手が本心で褒めていないと感じたとしても、それこそ「ありがとう」と受け止めるといいでしょう。
「とりあえず褒めてくる人」は、貴方を褒めること自体が目的なので、受け止めてあげるのも優しさになります。
悪意を持って褒めてくる方は「貴方の自己否定」を待っています。自己否定を引き出して付け込みやすくすることが目的なのでこちらも「ありがとう」の一言が有効です。
最初は「テクニック」でもいい
最初から褒め言葉を受け入れるのは貴方には非常に抵抗のあることかもしれません。
なので最初は「目の前の人の気分を良くするだけのテクニック」としてだけでも構いません。
どんな形でも何度か使っていただきたいのです。
そして相手の反応をよく見てみてください。
相手は「褒め言葉を受け入れてもらえた」ことできっと以前よりプラスの感情を湛えているはずです。
褒め言葉を受け入れられるようになったらどうなる?
目の前の人がいい気分になる
短期的でありこれが最も目に見えやすい変化でしょう。
褒め言葉を貴方が受け入れて感謝すればするほど相手は気分が良くなるはずです。
そしてその表情を引き出している貴方も。
褒められる回数が増える
相手は貴方が「褒め言葉を受け入れてくれる人」だとわかるともっと積極的に褒めてくれるようになるでしょう。
基本的に人は相手を褒めることが好きです。友人や恋人なら尚のこと。
彼らとの関係はより親密なものとなるでしょう。
負けじと彼らの素敵なところを見つけて褒めてあげてください。
自分を大事にできるようになる
「相手の褒め言葉を受け入れる」
これを繰り返すことで貴方は自然と褒め言葉への抵抗が無くなっていくことと思います。
同時に少しずつ自分で自分のことを褒めてあげられるようになります。
まだ遠い道のりかもしれません。そんな自分が考えられないという方もいるでしょう。
感謝と目の前の人にいい気分になってもらう。これだけ忘れなければいつか必ずなれると断言致します。
まとめ
褒め言葉の否定=相手の気持ちに寄り添っていないこと
「相手のために」褒め言葉受け入れる。
その際に重要なことは「驚き」と「感謝」。
それを繰り返せばきっと自分を好きになっていきます。
長くなりましたが是非皆さんも意識して無敵になってください!
以上うみでした!
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